LIENTEER

２００９年初め、第一期代表がカンボジアを旅しながらあらゆる孤児院を訪れ、そこで出会ったのがHOC孤児院(現在の支援先)であった。そしてこの孤児院が置かれている状況を知り、これを改善したいとの想いで設立したのがレアスマイルという団体である。
出会ったのはカンボジアという国というよりは「HOC孤児院で暮らす子どもたち」だった。
カンボジアは世界各国から支援団体が入り動いているはずだが、内戦後約20年が経った今もその負の歴史の影響から逃れられない人々が数多くいる。
一方で世界にはカンボジアより貧しく、他国からの支援もままならず、状況が劣悪な国や地域もあることも事実。レアスマイル設立後、HOC孤児院を支援しながらもその一方で他国の方がもっと状況が悪く、支援を必要としているのではないかとの議論が団体内で多く行われた。しかし、多くの支援を受けているこの国においてでさえ、ここで出会った子どもたちを助けられないようでは、もっと苛酷な状況で生きている人々は助けられるわけがない。
こう考えた私たちは理念を念頭に、HOC孤児院を出発点として活動している。