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バングラデシュの現状

バングラデシュ

貧困

 

バングラデシュでは1日1ドル以下で生活している最低生活水準で生活している人が人口の40%程度いると言われている。

人口は約1億6000万人と考えると約6500万人が1日1ドル以下で過ごしていると考えられているる。

更に最低生活水準で生活している人口の50%、約3250万人は1日30セント以下で極貧生活をしていると言われている。

 

 

 

最も貧しい国の一つ

 

建国以来、バングラデシュは世界で最も貧しい国の一つとして知られる様になった。
 人口過密、洪水、森林伐採、浸食、土壌枯渇、自然災害といった過酷な生活環境との戦いがずっと続いている。
 バングラデシュでは、多くの貧困層が自分達を守るのに最低限必要な安全さえ理解することもできないのに関わらず、貧困や人口過密により、さらに危険な地域に追いやられ、そこで生計を立てるすべを見つけざるを得なくなってきている。

 

 

 

情勢

 

チッタゴン丘陵地帯においては、1997年の和平協定調印によって少数民族とベンガル人入植者との間での抗争が終結したものの、和平協定の実施が十分になされていないという少数民族側の不満があり、現在も問題解決に至っていない。
 また、1970年代以降、ベンガル系ムスリムのロヒンギャ族がミャンマーからバングラデシュに難民として流入しており、ミャンマーと国境を接するコックスバザールにある公式難民キャンプで約2万9千人が生活をしているほか、多くのロヒンギャが合法的身分を持たずにコックスバザールなどのバングラデシュ国内で生活している。
 2012年6月にミャンマーのラカイン州において仏教徒とロヒンギャ族との間で衝突が発生し、
ミャンマーから逃れてバングラデシュに入国しようとするロヒンギャ族がバングラデシュに到着したが、バングラデシュ政府は新たな難民の受け入れを認めていない。

 

 

 

経済・社会

 

2012年度(2011年7月~2012年6月)のバングラデシュ経済は、欧州経済危機等の影響を受けながらも、
一人当たりGDPは、2011年度の748ドルから安定的に伸長して766.5ドルに達し、6.3%の経済成長率を達成した。この背景には、縫製品の海外輸出が引き続き好調なこと、海外労働者送金が安定的に伸長していること、比較的バランスの取れた産業構造、農業セクターの安定した成長等が挙げられる。
このような安定した高い経済成長を背景に、2005年にゴールドマン・サックス社はバングラデシュをBRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)に次ぐ「ネクスト11」の新興経済国の一つに位置づけた。
•しかし、バングラデシュ経済は、縫製品輸出や海外の移住者や労働者からの送金に依存するところが大きく構造的に脆弱であるため、輸出産業ならびに輸出先の多角化や、道路・港湾・電力等の基礎的インフラ整備が依然として課題となっている。

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