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基本情報

 

1.面積 109,884平方キロメートル(本州の約半分)
2.人口 1,124万人(2010年 国家統計局)
3.首都 ハバナ
4.民族 ヨーロッパ系25%、混血50%、アフリカ系25%(推定)
5.言語 スペイン語
6.宗教 宗教は原則として自由

 

 

 

医療

 

映画『シッコ』では、キューバ以外にも、カナダ・イギリス・フランスなどの医療制度が“理想的”に描かれていましたが、実際はどの国にも当然、問題があります。キューバも例外ではありません。

例えば、知り合いの婦人の場合、予約した時間に病院へ行っても医師が不在だったことが何度もありました。

仕事をしてもしなくても、給料が変わらないから欠勤しがちな

また、外貨の所有が認められて以来、ペソでもらう給料の価値が失墜。医者の給料よりも、ホテルの従業員やタクシー運転手のほうが儲かるとあっては、勤労意欲がそがれるのも事実。

経済封鎖による医薬品の不足、機器の老朽化も深刻な問題です。

最近の問題としては、医者をベネズエラやボリビアなどに大量に派遣しているせいで、国内の病院で医者不足が生じている。

また、外国に派遣されたキューバ人医師が、派遣先のほうが豊かに暮らせるからと、帰国しないケースもあります。6月13日付けの朝日新聞には、「米政府がそれを後押ししていて、キューバ人医師が派遣先の国にある米国大使館を訪ねれば、米国へ亡命できるようにしている」ことが記されていました。

一方、亡命する側の理由としては「キューバの月給がマイアミなら時給で稼げる」「キューバで医者は奴隷のように搾取されている」からだとか…

 

 

 

環境

 

 キューバが最も早く環境保護で取り組んだ努力は、森林破壊地域の回復である。1959年には森林は国土面積の14%まで減少していたが、キューバは、優れた森林再生手段を用い、その森林面積を4%以上増加させている。伐採という旧式のやり方を終わらせ、モノカルチャー作物への依存度も減らした。新たな植林の55%は保護地域のためであり、45%は材木や薬剤・塗料に使用する油生産を含めた商業目的である。

 果樹との混植が一般的なやり方となり、例えば、急成長するカリブ松とあわせてよくマンゴーの木が植えられた。キューバの人々は、高速道路にそった植樹計画に積極的に参加しており、それには学校その他の機関、コミュニティ等、国民の半分以上がプロジェクトに含まれている。

 シエラ・マエストラ国立公園の南岸にあるサパタ湿地は、保護地域内にあり、現在、国立公園は10万haをカバーしている。森林保護の度合は場所により様々だが、バイオリザーブは最強のものである。バイオリザーブは、森林地域の約15%を含み、主には科学研究のために用いられている。それ以外の地域はそれほど保護されておらず、材木伐採やレクリエーション用に活用されている。

 しかし、経済危機は、森林やキューバの森林保護に対して新たな圧力となっており、森林再生政策は、まもなく道端に放り捨てられてしまうかもしれない。例えば、石油不足が、交通研究所を鉄道を動かすために薪を使う研究へと拍車をかけている。だが、コマルナ(環境と天然資源保護のための国家委員会)のエレニオ・フェレ(Helenio Ferre)副委員長は「キューバはエネルギー需要のため、早く成長し、良く燃える樹木を伐採しているのであり、それは、かけがえのない樹木ではない」と発言している。

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