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基本情報

 

1.面積 25.6万平方キロメートル(本州と九州を合わせた広さ)
2.人口 1,542万人(2013年、エクアドル国家統計調査局)
3.首都 キト
4.民族 欧州系・先住民混血79%、欧州系8%、先住民7%、アフリカ系・アフリカ系との混血3%(2001年、国勢調査)
5.言語 スペイン語
6.宗教 カトリック

 

 

 

低い教育水準

 

エクアドルの教育水準は決して高いとはいえない。その理由としては、就学率の低さと義務教育期間における留年率と退学率の高さが挙げられる。

 

 

 

公立学校の問題

 

政府は公立学校に先生の給料しか払っていない。つまり設備維持費は各学校で賄わなければならない。そのため学校へ通うには月謝を払う必要がある。(年払いの所もある) また、教科書は自分で買わなければならない。その為、エクアドルでは一度も学校へ通わず働き始める子供が10-20%いると言われている。政府から払われるはずの給与の支払いも滞り気味で公立学校の教職員ストライキが頻繁に発生する。

 

 

 

児童労働

 

エクアドルにおける児童労働の特徴は、地方に在住している少年が最も労働活動に従事している比率が高く、続いて、地方に在住する少女、都市部に在住する少年と続く。10歳からげ歳までの子供や青少年のうちの39%、すなわち80万人が何らかの形で労働活動に従事している。子供と青少年の労働力参加は特に地方で顕著に観察され、そこで労働活動に従事している子供や青少年のほとんどが家族農業労働に従事している。

 

 

 

先住民

 

エクアドルの公用語はスペイン語だが、インディヘナの言語が残っている地域も多くある。そのため、スペイン語・キチュア語(先住言語)の2ヵ国語を学び、また、コミュニティの文化を守るために、学校で伝統的な歌や踊りも学ぶ学校がある。しかし、街の市場、病院や役所などではスペイン語しか使われない現状があり、子どもたちがキチュア語を喋れないというコミュニティも多くなってきている。急速に変化していく現代の情報社会・国際社会の中で、どのようにキチュア語を残していくか、といった難しい課題がある。

 

 

 

プロテスタントの増加

 

カトリック教徒が国民の80%であるが、近年、先住民社会を中心にプロテスタントの数が増加しつつあり、社会問題になっている。

 

 

 

大土地所有制度の弊害

 

人口のわずか1%を占めるに過ぎない所有者が農地の4割を所有し、土地なし農民、一種の農奴として働く農民が少なくない。

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