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基本情報

 

1.面積 587,041平方キロメートル(日本の1.6倍)

2.人口 2,130万人(2011年、UNFPA)

3.首都 アンタナナリボ(人口170万人:2010年)

4.民族 アフリカ大陸系、マレー系、部族は約18(メリナ、ベチレオ他)

5.言語 マダガスカル語、フランス語(共に公用語)

6.宗教 キリスト教41%、伝統宗教52%、イスラム教7%

7.国祭日 6月26日

 

 

 

経済

 

マダガスカルは、世界の中でも最も貧しい国の一つであります。この国の経済は農業、鉱業、漁業、衣服の生産に基づいています。マダガスカルで一番有名な製品はバニラで、蘭から採取され、味付けなどに使用されます。バニラ豆は成長するのに最低二年間かかるのため、非常に高価な生産品です。

比較的に高価なバニラの価格にも関わらず、マダガスカルの人々が一日に平均約1ドル(米国ドル)しか稼いでいなく、マダガスカルの人々の70パーセントが世界の貧困以下の生活をしています。マダガスカルに住む、5歳以下の子供たちの半分近くが栄養失調にかかっているのです。

なぜマダガスカルはそんなにも貧困なのでしょうか。理由は沢山あります。過去の独裁者であるディディエ・ラチラカの統治下において、政府は腐敗しており、他国からの援助金を盗用していました。フランスによる経済殖民地にされたことで、経済は資源抽出に深く関わっており、このせいで資源を使い果たし、それゆえに長期的な経済成長が促進されなかったのです。道路などといった、生活の基礎となる設備に欠けているため、農家の人が市場へ商品を届けるのにも一苦労ですし、マダガスカルが世界の他の地域から地理上孤立していることにより貿易価格も高騰します。マダガスカルが生産したり、他国から買収したいものはすべて飛行機や船によって配送されなければなりません。弱小な教育システムによって、マダガスカルの若い人々が、農業以外で仕事を見つけるのも大変であり、マダガスカルに住むほとんどの人々がインターネットのようなテクノロジーへのアクセスがありません。最後に、環境破壊によってマダガスカルの農家は大量の食料を生産することが出来なくなってきました。これまでに述べたようなことが、マダガスカルの貧困の要因となってきているのです。

しかし、希望がないわけではありません。2005年にマダガスカルで石油が大量に発見されたと伝えられました。石油があるということは、マダガスカルに将来、鉱業や宝石の生産(マダガスカルはサファイアの宝庫なのです)、そして観光などの経済効果をもたらしてくれるでしょう。自然や野生動物を保護しながら、環境への影響を最小限におさえながらできる観光産業であるエコツーリズムによってマダガスカルの経済成長をはかることが期待できます。

 

 

 

貧困問題

 

栄養不良の子どもたちは病気への抵抗力が弱く、軽い風邪をこじらせて肺炎になったり、下痢から脱水症を起こしたりして命を落としてしまいます。毎年のようにやってくるサイクロンが作物にもたらす被害も深刻で、子どもたちの栄養不良に拍車をかけています。一度サイクロンで被害を受ければ、立ち直るにもそのための資金や資源もない農村部ではさらに貧困に陥るという悪循環が、この国の子どもと女性を苛んできました。政府も国際的援助なくしては、十分な復興ができません。

1900年には約200万人だった人口が2011年には2,100万人(世界銀行統計)に達し,1世紀で10倍になり,貧困が大きな問題となっています。車の行き交う道路の真ん中で,物乞いが小車の行き交う道路の真ん中で,物乞いが小銭をせびり,物売りが寄ってくる状況。銭をせびり,物売りが寄ってくる状況。

 

 

 

環境

 

マダガスカルは自然の豊かな国と思われがちですが,現実には首都の大気汚染が深刻な問題となっており,慢性の咳など呼吸器疾患に悩む人が少なくありません。

 

 

 

衛生問題

 

首都アンタナナリボは人口約190万人の大都会ですが,下水道などインフラ整備が進んでおらず,汚染された地域が各所に見られ,衛生面では十分な注意が必要です。

 

 

 

治安

 

街中ではスリ・置き引き・泥棒などが日常茶飯事に起きていますので常に身の回りに注意を払ってください。また政情不安による経済・社会事情の悪化により失業も増えているため,夜間には武器を携えた強盗事件もしばしば発生しています

マダガスカル共和国の現状

マダガスカル共和国

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