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1.面積 14.7万平方キロメートル(北海道の約1.8倍)

2.人口 2,649万人(2011年、人口調査)

人口増加率 1.35%(2011年、人口調査)

(注)UNFPAの世界人口白書2011の3.5百万人は2001年の人口を基にした推定値。他方、上記数値は2011年に行われたネパール政府(中央統計局)の人口調査の結果。

3.首都 カトマンズ

4.民族 リンブー、ライ、タマン、ネワール、グルン、マガル、タカリー等

5.言語 ネパール語

6.宗教 ヒンドゥー教徒(81.3%)、仏教徒(9.0%)、イスラム教徒(4.4%)他

7.通貨 ネパール・ルピー Rs.=約0.94円(2013年2月)、1ドル=約 Rs.81.02(2011/2012年度平均値)

8.識字率 65.9%(2011年、国勢調査)

ネパールの現状

ネパール

難民問題

ネパールには、ブータンから難民としてやってきた人たちの難民キャンプがあり、今も多くの難民が生活している。

ブータンはもともとチベット系民族が8割を占める国家だが、地理的にネパールとも近いためネパール系民族が2割も住んでいる。

 そのブータンで1958年、国籍法(のちの公民権法)という法律が作られ、その後、1989年には国家統合政策(簡単に言うとチベット系ブータン人を国家のアイデンティティとする政策)をとりはじめた。

 この頃から、ネパール系住民が多く住んでいるブータン南部で、ネパール語教育が禁止されるなどし、これによってブータン国内での定住暦が浅いネパール系住民が国籍を剥奪されることになった。

 そして、1990年ごろから、ブータン南部全域では、ネパール系ブータン人による反政府デモが繰り返されるようになったが、ブータン政府は、ネパール系住民を「不法滞在者」として認識するようになったため、結局のところ、ネパール系ブータン人は住む場所を追われ、ブータンからの国外脱出をはじめた。

その動きが顕著になったのが1991年。ネパール系ブータン人が、ネパールへ難民として多く押し寄せた。ネパールだけでなく、インドへ逃れた難民もいたそうだ。

 1990年代から発生したブータン難民は人口にして10万人を超えていた。

ネパールでは、ブータン難民問題に関して、UNHCR(国連高等難民弁務官事務所)とIOM(国際移住機関)が、難民の第三国定住を図るプロジェクトを世界8か国と実施しているそうで、すでに7万人以上が、アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアなどの難民受け入れ国に定住している。

 難民の中には、すでに20年近く難民キャンプで過ごしている人もおり、UNHCRとIOMによれば、このブータン難民の第三国定住プロジェクトは、2014年末までには終了する見込みだ。

基本情報

参照

基本情報
難民問題
さんしょう
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