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基本情報

 

1.面積 460平方キロメートル(ほぼ種子島大、約百の島から成る。)
2.人口 8.6万人(2011年:世銀)、人口増加率-0.1%(2011年:世銀)
3.首都 ビクトリア(マヘ島)
4.住民 クレオール(ヨーロッパ人とアフリカ人の混血)が多数
5.言語 英語、仏語、クレオール語
6.宗教 キリスト教(約90%)

 

 

 

格差社会

 

首都ビクトリアの郊外にCorgate Estateと呼ばれる貧しいコミュニティがある。ここでは、若い男たちが所在なげにさまよっており、あるいは、街頭の片隅で怒っているように話している。一見すると、ここは危険地域で、不潔のようだ。しかし、水道や電気が通じており、すべての街路は舗装されている。また町の中心部に設備の整った診療所がある。このEstateは、マレーシアの中級住宅地に近い。いうまでもなく、ケニア、インドネシア、ウガンダの貧しいスラムとは、絶対的に異なる。

 

 

 

経済

 

セーシェル経済は観光業に依存。また、漁業も大きな外貨収入源となっており、同国経済多角化の柱となっている。国際収支の赤字、多重対外債務といった課題を解決するため、2008年10月、債務再編、変動相場制への移行等を含む包括的な経済改革計画を発表した。

 

 

 

観光

 

今日のセーシェルには観光以外の産業はない。

このように書くと、失業者で溢れた貧しい島国を想像するだろう。しかし、セーシェルは、国連の『人間開発指数』ではアフリカの中では、ずば抜けて高い。

教育分野では、初等科と中等科10年間は義務教育になっており、無料である。医療の分野でも、治療も投薬もすべて無料である。国中の道路は舗装されており、公園は熱帯の花と木で溢れている。

最低賃金は、保証されている。そしてセーシェルの最低賃金は、フィリピン、インドネシア、それにいくらかのアフリカなど“スター資本主義国”と呼ばれる国々より高い。

公共交通や水道部門には、政府の補助金が支払われている。同じく文化、スポーツ、その他公共サービスにも補助金が充てられている。

 

 

セーシェルの現状

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