マラリア問題
マラリア問題
マラリア問題
マラリア問題
ジンバブエ
基本情報
1.面積 39万平方キロメートル(日本よりやや大きい)
2.人口 1,275万人(2011年 世銀)
3.首都 ハラレ
4.民族 ショナ族、ンデベレ族、白人
5.言語 英語、ショナ語、ンデベレ語
6.宗教 キリスト教、土着の伝統宗教
7.国祭日 4月18日(独立記念日)
マラリア
マラリアは蚊によってうつる感染症で、感染してから6日以上の症状のない期間があった後、発熱、悪寒、筋肉痛、倦怠感が現れます。重症の場合にはけいれんや呼吸困難になったり意識を失ったりします。これらの症状は自然に治まる場合もありますが、時間がたつとまたおこり、だんだん重症になっていきます。初期のうちに治療をしないととても危険な病気です。
WHOによりますと、マラリアの流行が発生している国の一部情報が入ってきています。
ジンバブエでは、2012年第1週から第4週の間に、23,799名の患者が発生し、20名が死亡しています。第4週では、8,547名の患者が発生し、13名が死亡しました。昨年と比べ、国家レベルで患者の増加が見られます。
国家崩壊危機
インフレ率は2004年の133%から2005年に585%、2006年に1000%、2007年には100,000%に暴騰した。ジンバブエドルはもはや機能を失い、他国通貨での取引や、物々交換が始まっている。国民の8割が失業状態、貧困ライン以下にあり、国家崩壊の危機にある。 暴動や人権侵害、土地改革、経済崩壊などで、57万人が難民化した(2006年)。国民の3分の1である4百万人が食料支援を必要としている
HIV/エイズ
国民の4人に1人はHIV/エイズに感染しており、平均寿命は40歳となっている。エイズ孤児率は世界で最も高く、10万人の孤児たちが親なしで家計を支えている。
人身売買
国内の女性・児童の売買はもとより、南アフリカ、中国、エジプト、ザンビアへの女子の売買、また南アフリカの女子を、性的搾取などの目的で受け入れている。またマラウイ、ザンビア、コンゴ民主の女性や子供たちを、南アフリカへ売買する際の中継地にもなっている。
女性の人権
法律で禁止されているにもかかわらず、女性の強制結婚や、未亡人の亡夫の兄弟との強制結婚、家族間論争の償いとして若い女の子を差し出す伝統的慣習などが、まだ行われている。
家庭内暴力は一般的で、死に至るケースも非常に多い。地元の人権団体、Musasa Projectはハラレ市でシェルターを設立し、女性を保護しているが、39%は未成年で、半数以上がHIV/エイズなどの性病に感染しているという。レイプ、近親相姦も増加しているが、法廷に持ち込まれるケースは実際よりずっと少ない。レイプされたという事実が女性に社会的汚名を着せるからである。
麻薬中継地
ヘロインなど南アジアの麻薬の、南アフリカへの密売中継地である。
ジンバブエの現状