top of page

基本情報

 

1.面積 8.9万平方キロメートル(日本の約4分の1)
2.人口 604.7万人(2010年世銀)
3.首都 アンマン(Amman)
4.言語 アラビア語(英語も通用)
5.宗教 イスラム教 93%、キリスト教等 7%
6.国祭日 5月25日(独立記念日)

 

 

 

貧困問題

 

ヨルダンは石油・天然ガスなどのエネルギー資源には殆ど恵まれておらず、頼るべき農業も水資源の開発可能性(国民一人当たりの水資源腑存量)が世界で二番目に低く、都市人口の急増に伴う飲料水や農業用水の確保が恒常的な課題となっている。また、経済発展の移行期でもあるヨルダンでは、経済格差が広がり、失業問題や貧困問題が深刻となっている。特に地方の生活水準及び生産性の向上が課題となっている。ヨルダンは近隣諸国と微妙な政治バランスをとり、中東諸国の中でも政治的な安定を保ち、自由貿易も積極的に促進している。首都アンマン中心部は建設ラッシュで次々とビルやショッピングモールが登場し、欧米の一都市のような一角ができている。しかし、その経済発展の中で収入の格差が助長され、大企業の成長と共に零細企業や個人は弱い立場に置かれている。貧困ライン以下で生活する国民は全体の30%を占めるまでになっており、持つ者・持たざる者と格差は広がっている。中東の多くの国々と同様、ヨルダンでは失業問題の改善もまた、最重要課題のひとつとなっている。

 

 

 

環境問題

 

 

また、環境破壊が進行している。ヨルダンは元来乾燥地帯であり、国土の8割が砂漠だが、近年砂漠化が進み環境問題も深刻となっている。その影響を大きく受けているのが、地方の農民、持たざる者であり、水が少なく、十分な収穫も無いうえに、大企業から農産物を安く買い叩かれ、わずかな収入しか得られない状態におかれ、収量を増やすための肥料が手に入らず、収穫量が減り、それによってさらに収入も減るという悪循環に陥っている。
 

 

 

 

 

難民

 

シリア内戦の難民二百万人余のうち、五十万人超が隣国ヨルダンへ入っている。国境近くの砂漠につくられたヨルダンのザアタリキャンプは、十二万人と都市並みに急拡大。七割強を子供(十八歳以下)と女性が占め、難民は劣悪な環境下で困窮にあえいでいる。

ヨルダン・バシュミット王国の現状

ヨルダン

貧困問題
基本情報
なんみん
さんしょう
環境問題
bottom of page