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基本情報

 

1.面積 752.61千平方キロメートル(日本の約2倍)

2.人口 1,347万人(2011年:世銀)、人口増加率4.2%(2011年:世銀)

3.首都 ルサカ(人口約170万人) 海抜1,227m

4.民族 73部族(トンガ系、ニャンジァ系、ベンバ系、ルンダ系)

5.言語 英語(公用語)、ベンバ語、ニャンジァ語、トンガ語

6.宗教 8割近くはキリスト教、その他 イスラム教、ヒンドゥー教、伝統宗教

7.国祭日 10月24日(独立記念日)

 

 

世界で一番命の短い国

 

1984年、初めてザンビア国内でHIV(ヒト免疫不全ウイルス)感染者が発見されました。

それから20年がたった2004年の国連合同エイズ計画(UNAIDS)による成人人口(15~49歳)の推定罹患率は16.5%、実に6人に1人が感染している計算です。過去20年間エイズはザンビア国内で猛威を振るいつづけています。

その結果、1980年代前半まで上昇を続け、最長で50歳をこえた平均寿命が2002年には32.7歳まで低下し(2004年、国連開発計画発表による)、世界で1番平均寿命の短い国となりました。社会における影響としては、孤児やストリートチルドレンの増加、労働人口が病気に倒れることで引き起こされる産業の停滞などがあります。
国レベルにおいては、平均寿命の低下や労働人口の減少によるGDP(国民総生産)成長の低下などの影響が指摘されています。

 

 

貧困

 

独立以来、政情は比較的安定しており、教育も初等教育までは政府が授業料を負担しているため、識字率は高い。しかし教育資材が各家庭負担なため、学校を続けられない孤児が多い。HIV/エイズ感染者は約90万人とみられ、エイズ孤児が増えている。国民の半数が失業しており、国民の86%は貧困ライン以下の生活を余儀なくされている。コンゴ民主から6万人、アンゴラから7万5千人、ルワンダから6千人、避難生活を送っている。

 

医療水準

 

医師や看護師の不足に加え医薬品や医療機器も不足しており,アフリカ諸国の中でも特に医療事情の悪い国の一つです。邦人が利用しているルサカの医療機関も,1~2日の入院で軽快する軽症であれば対応可能ですが,分娩や手術等の外科的処置に充分対応できるレベルではありません。ルサカ以外の地方では,基本的な診断ですら不確実な状況で,専門医もほとんどいません

 

 

 

教育

 

 

ザンビアの人口の半数以上が16歳以下であるため、教育制度は国の大きな負担となり、教育資源の配置を困難なものとしています。教育インフラの整備は全体的に遅れており、教師の訓練も不十分です。また、都市部と地方の学校では手に入る教材の差が大きく、常に問題となっています。結果として、26万人もの7~13歳の子どもたちが学校に通うことができない状況です。

識字率は過去20年間でわずかに向上しましたが、男女格差は大きく、女性は64%しか読み書きができません。

ザンビア政府は、1996年に教育の普及率を向上を約束し、教育における達成目標を掲げ、1年生から7年生までの教育の無償化を決定しました。この方向性は正しいものですが、全ての子どもたちが質の高い教育を受けられるまでには長い道のりが待っています。

ザンビア共和国の現状

ザンビア共和国

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